レートはいつでも表示してくれるありがたさ

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1.どんな時でもレートを表示

基本的にFX業者に関してはどんなときでもレートを表示してくれます。これは、銀行側で取引をする場合にも基本的に同じです。銀行との取引の場合には、銀行の利鞘を大きく取られるかもしれませんが、それ以上の損失を被ることがないので、基本的にレートはどんな時でも表示してくれほうがいいのです。たとえば、ドル円の取引で、売値と買値の間の金額であるスワップが1円であったとしても2円であったとしても、レートを常に表示してくれたほうがいいです。もし、売値や買値だけ突然消えてしまったらそれこそパニックです。実際、銀行が取引しているインターバンク市場ではありえることではあります。以下のときの例を参考にしてみましょう。

2スイスフランショック

スイスフランショックとは、2015年1月15日にスイスの中央銀行が「対ユーロで1.2を割り込むような下落があれば永続的に介入を行う」という発言をし、市場介入したことをきっかけにスイスフランを含むような為替取引が異常な数値をたたきだしたことによります。たとえば、スイスフランと円とのレートでいえば、1スイスフラン=190円から200円前後をたたき出したなどということがありました。当然、FX業者もいきなり大きな損失を食らいかねない状態に陥り、一時的にスイスフランを含むような為替取引の停止を行いました。その裏側では、スイスフランとユーロのレートをインターバンク市場で見ると、なぜか、買いのレートが表示されない状況に陥っていました。それでも売りのレートはどんどん落ちて行きます。どんなに落ちてもそのレートで買ってくれる人がいないので、成行で発注しても全然レートが追いつかない状況になりました。これがスイスフランショックでした。このスイスフランショックのせいで、スイス銀行グループのFX業者が潰れました。今は名前を変えて取引を続けていますが。それ以外にもユーロ圏で取引を行っていたFX業者も多くが損失を被ってしまったことがありました。それに加え、海外のFX業者では、顧客の損失を一方的に被ってしまうゼロカットのシステムを採用している場合もあり、顧客の口座はゼロで済むかもしれませんが、業者の口座はどんどんマイナスが増えていくという状況に陥った業者もあります。

3.1998円ドル円ショック

1998年の記録であまり記事がありませんが、ドル円が一日で約10円も動いたときがありました。有名なヘッジファンドが破綻したことを機に、そのヘッジファンドが持っていた大量のドル買いのポジションが一斉に決済されてしまうのではないかと恐れ、日本円を含め、ドル以外の通貨が買われてしまい、レートが崩壊気味になってしまったことがありました。これにより、銀行の多くがレートを表示できない事態となってしまいました。当時(1998年)では、FX取引はまだまだマイナーな取引でそこまで個人が取引して損失を被った例は少なかったのかもしれませんが、輸出入業者に関しては一喜一憂するような状況でありました。基本的に円に戻しておいた業者が多かったのではないのでしょうか。

4NDDもいいけど、DDにもいいところがある

NDDの場合には銀行に取引を丸投げする形を取っている場合が多いです。なので、銀行間のインターバンク市場が透明となります。DDはそのインターバンク市場の様子を見ることが難しく、不透明が高いとされています。しかし、暴落などによって、レートが崩壊してしまったときには、逆にDD業者のようにレートをいつでもそんなに手数料(スプレッド)を取ったとしても表示してくれたほうがありがたかったりするのも事実です。なので、使い分けをしておくのもいいこともしれませんね。

まとめ
  1. どんなに大きな変動があったとしてもレートを表示してくれるのはありがたい。
  2. 基本的に大きな変動があったときにスプレッドが開いてしまうのは仕方ない。
  3. どんなスプレッドのどんなレートであったとしてもレートを表示してくれるなら、DDを採用しているFX業者もすごい